2018年10月に実施するラカイン州の孤児院を訪ねるNPO役員との視察ツアー。
このツアーをより楽しむための見どころを数回にわたり
ご紹介します。
第一回目は視察のメイン。
『孤児院・寺院学校ってどんなところ?』
訪問先のタンドゥエにあるパレ・ヤーダナー孤児院兼寺院学校は、
海の透明度が高く世界的に有名なガパリビーチの近くにあります。
パレ・ヤーダナーは、地元のお寺が運営する寺院学校ですが、
多くの孤児を受け入れているので、孤児院としても知られています。
外国人旅行客が外資系ビーチリゾートホテルに1日何百ドルも支払う
すぐそばで、パレ・ヤーダナーの子どもたちは貧困から脱するために
懸命に勉強。
こうした世界的な経済格差を少しでも小さくするために、
リンクトゥミャンマーは支援をしています。
パレ・ヤーダナーの設立は2012年。当時の生徒数は134人。
それから6年。
生徒数は1015人!
貧困家庭や孤児の受け皿となっている寺院学校。
生徒の増加=困っている人が多いということ。
そんな状況のなかで、より多くの子どもたちが「教育」という
貧困から抜け出すチャンスを手に入れたことは
喜ばしいことです。
どのような生徒たちが通っているのでしょう?
孤児はもちろん、貧しい家庭の子どもたちが多くいます。
他地域出身の子どもおります。
ミャンマーの僧侶は、托鉢や修行でいろいろな場所に出かけます。
出かけた先で出会った孤児を連れてきたり、
寺院繋がりで子どもが紹介されてくることもあるようです。
では先生たちはどのような方?
寺院学校は寄宿舎(寮)があるので、先生たちは生徒の生活の世話もします。
2014年のパンフレットによると先生は無償で勉強を教えている
(食事や住居は提供される)とのことで、決して楽な職場ではないようです。
それでも子どもたちのために働きたいという熱心な先生が多いようです。
職員室でほっと一息する先生たちの姿も見られます。
【視察同行ツアーのお申込みはこちらから】
https://www.npoltm.org/tour/
★次回は、『ミャンマー寺院の食事とマナー』。
パレ・ヤーダナー孤児院・寺院学校で昼食をいただくにあたり、
ラカイン料理や寺院での食事についてご紹介する予定です。