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在日ミャンマー人の同行支援

 

みなさん、こんにちは!

NPOリンクトゥミャンマー インターン生の木村です。 

 

9月25日に保土ヶ谷区役所にて婚姻届の提出の同行支援を行いました。

同行支援を行って感じたこと、学んだことについて書かせていただきます。

 

具体的な支援内容としては、婚姻届書の記入や、受付窓口でのやりとりなどがありました。また、婚姻届を提出した後は、世帯合併や、保険証の合併どな様々な手続きを行いました。婚姻届やそれに伴った必要な手続きをするのは私自身初めての経験だったため、とても新鮮でした。

 

今回の同行支援は初めてだったこともあり、自分で大丈夫なのかという不安な気持ちに駆られ、いつのまにか「いかに完璧にこなせるか」や、「どうやったら支援者として認めてもらえるか」などと自分の立ち振る舞いばかりに気を取られていました。

 

しかし、振り返ってみると、本当に不安を感じていたのは当事者のミャンマー人の方々です。

 

正式に婚姻するということは大きなライフステージの変化を意味します。

人生において重要な手続きを言語や制度の違う国で行い、さらに自分たちではない第三者を介してやり取りをすることがどれだけ不安なことか、私は経験をしたことがなければ、周りでそのような人が身近にいないため、完全に理解することができません。

 

しかし、同行支援だけでなく、社会がより多様性を認め合うような寛容的な社会に近づくたには、自分とは全く違う誰かのことをどこまで想えるかが重要となってくると思います。つまり、どれだけ「想像力」を膨らますことができるかということです。

 

言語も通じないし、バックグラウンドも違う。難民申請中の中で特定活動というビザに全てを賭けた人生を、私は想像することが難しいです。

それでも、こうやって人生の変換点となる婚姻手続きという場に携わることで、ニュースだけではわからないリアルを少し知ることができました。