初めまして!8月から長期インターン生として携わっている慶應義塾大学法学部四年の新城塁斗と申します!よろしくお願いします。
先日ミャンマー人2人のアルバイトの面接に同行してきました。今回はその同行を通じて感じたことを書きたいと思います。
業務内容
業務内容は中華街にある中華料理店のアルバイトの面接を受けるミャンマー人留学生2人の同行をするというものでした。道案内から始まり、履歴書の確認、シフト調整などが主な業務でした。ミャンマー人のお二人は日本に来たばかりで右も左も分からないという状況でした。自分もミャンマー語を話せるわけではないので簡単な説明と案内しかできませんでしたが、お店に着くとそこで長年働いている在日ミャンマー人の方が通訳としてサポートしてくださり非常に助かりました。
学んだこと
今回私が学んだことは大きく2つあります。一つは通訳の方の大切さです。通訳の方が来るまで詳しいシフトの話を進めることができませんでした。翻訳アプリを使えばなんとなくの時間は把握できるかもしれませんが、本人が遠慮して本音を話せないケースもあります。実際に、通訳の方と話す中でミャンマー人のお二人は勤務可能時間だけでなく、他の仕事との併用など詳しい希望まで話すことができていました。これはミャンマー語のわからない僕だけでサポートしていたら引き出せなかった話だと思います。通訳の方のありがたみを感じました。
もう一つは細かな文化の違いです。業務上靴が必要なため、女性の方の靴のサイズを聞いたところ37という返答が返ってきました。明らかにサイズが違うなと感じたため靴の表記を確認したところ、アフリカ規格になっていて日本で使用されるcmという長さの単位と全く違う規格の単位が使われていました。インターネットで調べたところ実際には23cmだということが判明し、安心しました。このように普段あまり意識しないような細かな文化の違いが日常生活に溢れていることを実感しました。
まとめ
今回、人生で初めて外国人の支援をさせて頂きましたが、外国人の生活は多くの人の支えによって成り立っていることを実感しました。今回のアルバイト先はミャンマー人の労働者が多く、受け入れ先としてはかなり外国人とともに働くことに慣れているという印象を受けました。しかし外国人が日本で円滑に動くことは簡単ではありません。日本人や通訳を担う外国人、ほか既存の外国人スタッフといった多くの気遣いによってこのような職場が成り立っていると感じました。
自分は大学のゼミで外国人の就労問題について研究しているため、今後もこのような現場に同行することで実際に感じたことをまとめていきたいと考えています。