皆様こんにちは。 インターンの杉原です。
前回のブログで、術前説明に同行した30代ミャンマー女性の入院~退院の支援を報告します。
入院当日、病院の入院窓口で待ち合わせをしました。
手術の前日の入院なので患者さんの表情は硬く、緊張している様子でした。
入院時に必要な書類を書いたら、病室に移動し、すぐに本日の体調や、食事禁の確認、薬、アレルギーの最終確認などが、矢継ぎ早に質問されます。
患者さん一人では対応が難しい状況です。
円滑に入院手続きが進めるためにも、同行は絶対に必要だと感じます。
一通りの説明が終わると、明日の手術のために、麻酔科の医師から説明があります。
全身麻酔の説明は気管挿管のリスク含め、本人の同意を取る必要があります。
翻訳アプリのフル活用で、本人に理解してもらい同意を得ることができました。
手術予定時間は、2時間ほどという説明があり、すべての説明が終わると本人もようやく落ち着いて様子で、お昼の入院食を食べていました。
手術が終わった3時間後には、本人から明日退院できるという一報が入り、二泊三日の入院生活が終了。
次の日の朝お迎えに行くと、患者さんは元気そうな様子です。
術後の経過が良好で、思ったより早く退院できたことがとてもうれしかったらしく、明るい表情で迎えてくれました。
退院時の書類や確認事項も煩雑です。
同行支援者がいなければ、退院手続きが進まず、支払い方法含め円滑には退院出来ないと感じます。
病院側と意思疎通が難しいこと(薬の処方・重篤な副作用についての説明・病院へ緊急の連絡をする際の基本的な基準など)を改めて強く思いました。
熱が出た場合、頭痛がする場合、嘔吐が続く場合は、直ぐに病院に電話をすること、心配な場合も遠慮なく病院に相談すること等々。患者さんが納得するまで繰り返し説明し、退院することができました。