皆様こんにちは!インターン生の平田です。
今回は9/25(水)に加藤さんと共に実施した、ミャンマー人男性の病院への同行支援についてお伝えします。
今回の依頼者は16年前から日本に滞在しているミャンマー人男性で、糖尿病による症状や検査値を確認するため、内科と眼科の受診に同行しました。
今回の依頼者の同行支援は2度目であり、すんなりと合流することができました。病院に着くと眼底検査や採血等、複数の検査を行い、診察を受けました。同行は診察のみ行いましたが、そこでは同行の必要性を強く実感しました。
眼科では、”白内障” ”緑内障” のように、依頼者が長く日本に住んでいても聞き馴れない単語が多く登場しました。また、内科では依頼者から保険診療に関する質問があり、把握が容易でない保険診療の仕組みについてのお話を医師から聞きました。
さらに、薬局で薬を受け取る際には、薬剤師に、来月から先発品の価格が変更になることがあるという制度の説明をされ、後発品に変更するかどうかを問われました。これは、日本人でも非常に理解が困難なものでした。
依頼者目線では、上記のような点で同行支援の意義を実感しましたが、病院目線でも同行支援の意義を感じました。
眼科医にも内科医にも、難しい話をした後には「(依頼者に)話した内容を伝えてあげてください。」と言われました。医師は検査値や画像、疾患の状態、今後の治療方針等、色々な話をするため、ミャンマー人である依頼者がすべてを理解したか確認する余裕はありません。そこで私たち同行者が、診察後に内容を翻訳アプリを駆使し依頼者に伝え、さらに通訳を通じて本人に再度伝えることで、重要な情報を漏れなく伝えることができます。
今回の同行支援では、医師や薬剤師の話の内容を正確に依頼者に伝えることで、安心して病院に行ってもらうことができたと考えています。
一方で、外国人の方が16年という長い間日本にいたとしても、同行し翻訳することで初めて診断内容を知れたことから、母国語以外の言語を理解することの難しさを再認識しました。