こんにちは。インターン生の堀岡です。
8月28日に金沢地区センターにて、同行支援を行いました。同行支援を行って感じたこと、学んだことについて書かせていただきます。
支援内容について、在日ミャンマー人の団体が金沢地区センターの会議室を借りるための、団体登録の手続きや会議室予約の手続きの支援を行いました。
同行支援を行って学んだことは、支援の際には信頼関係づくりが必要不可欠ということです。
ミャンマー人の方は、同行支援の前に当法人の代表とはやり取りを行っていましたが、私は彼女とお会いするのは初めてでした。そのため、関係性が0の状態から同行支援がスタートしました。
同行支援を行うということは、手続きや申請書への記入をミャンマー人の方は私に任せることになります。初めて会った私に、これらを任せることに対して不安を感じるのは当然であり、彼女にとって「この人は本当に信頼できる人なのかな?」と感じたことと思います。
しかし、私は手続きや申請書を記入して支援を成功させることに気持ちを向けてしまい、信頼関係づくりが不十分であったと思います。
このことが原因で直面した困難は、団体の活動内容を詳しく聞く際に起こりました。申請書には団体の活動内容を記入する欄があり、私は彼女に団体の詳しい活動内容について聞く必要がありました。しかし彼女は、団体の大まかな概要は教えてくれましたが、詳しい活動内容については聞くことができませんでした。もちろん言語の壁の影響もあったと思いますが、信頼関係づくりの不足も大きく関係していたと思います。
最終的に、もともと彼女とやり取りを行っていた代表に電話をし、活動内容について教えてもらうことで、手続きや団体登録を完了させることができ、会議室を借りることができました。しかし同行支援の際に、もともと関係性のある日本人と連絡をとるようになってしまうと、もしその日本人が不在だった場合、同行支援を遂行することができなくなってしまいます。そのため同行支援において、同行者が支援を必要としている人と信頼関係をつくり、コミュニケーションを取っていく必要があります。
では、どうすれば初めてお会いするミャンマー人の方と信頼関係をつくることができるのかについて、必要なことは2つあると考えます。
1つ目は、最初お会いしたときに自己紹介をし、共通目標を確認することです。自己紹介の際には、もともとやり取りを行っていた担当者の代わりで来ていること、彼女を支援したいと思っていることを伝えます。そして共通目標とは、今回の場合だと、団体登録を行い、会議室を予約することにあたります。そして、その共通目標を達成するために、必要な情報を教えてほしいことを伝えます。
2つ目は、うまく言葉が伝わらない場合、翻訳機や画像を見せるなどの工夫をすることです。それにより、私の意図を伝えたい、あなたとコミュニケーションを取りたいという思いを相手に伝えることができ、信頼関係づくりに繋がっていくと考えます。
今回同行支援を行い、支援の難しさを感じました。それと同時に、支援を終えた際に彼女から「ありがとう」という言葉と笑顔をいただいたことで、支援のやりがいも感じることができました。学びを活かし、在日ミャンマー人が安心して同行支援を任せられる支援の提供に繋げていきたいです。