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インターンを卒業します。

皆さんこんにちは!インターンの小倉です。2022年8月でリンクトゥミャンマーでの活動を終了します。1か月という短い間でしたが、ブログを読んで頂きありがとうございました。

今回は活動を通して学んだことや考えたことを書こうと思います。

 

 

困難に直面する外国人

インターンでは主に、定住支援と広報活動に携わらせて頂きました。

定住支援を通して、私は在日ミャンマー人が直面する問題の多様さに驚きました。

例えば、

 

・wi-fi契約(クレジットカードがないと契約できる会社が限られる、それを探すのが大変)

 

・就職活動(外国人に理解がある職場探し、履歴書の送付や電話での確認作業は外国人にとって難しい)

 

・行政からくる書類や請求書の内容を理解すること(マイナンバー、健康診断の仕組みなど)

 

・アパート退去時の高額請求(このようなトラブルに一人で対応するのは困難)

 

などなど、一か月の間に様々な事案が舞い込んできました。

 

このように困難に直面する外国人が多く存在する一方で、日本社会ではあまりこのようなトピックについて触れられず、議論も活発にはなされていないのが現状なのではないでしょうか。

 

私自身もインターンを開始するまでは、彼らが上記のような問題をかかえているとは思いもしませんでした。やはり在日外国人の生活を間近で見ている人や、定住支援業務等に携わっている人でないと、問題に気づくことは出来ないのかもしれません。よって外国人が直面する課題について、情報発信を行っていくことが重要だと感じました。



支援の必要性

ブログを読んでいる方の中には、在日外国人が問題に直面していても、それは日本社会が解決するべき問題ではないと考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、私は日本社会も外国人に歩み寄る努力をするべきであると考えています。

 

例えば、行政や学校が発行する書類にふりがなを付けて優しい日本語で書いたり、外国人の対応窓口を増やしたりすることで、彼らが助けを必要とする場面が少なくなるかもしれません。

一方で彼らが安定かつ自立した生活ができないと、社会にとって大きな負担となってしまうのではないでしょうか。

 

そして彼らが人手不足の職種や地域で労働力となっていることも忘れてはいけません。

 

在日外国人への支援は、NPOやボランティアなどといったものに依存傾向にあると思われます。しかし彼らがなるべく助けを借りずに自立した生活を送り、日本社会が彼らから恩恵を受けるためには、やはり社会全体からの歩み寄りというものが必要なのではないでしょうか。




最後に

1か月という短い間でしたが、勤務する毎に新しいことを学び、大変濃い時間を過ごすことができました。社会人的な常識が身についていなかったり、ご迷惑をおかけしたりしたことも多々あったかと思います。

 

当会の活動を支援してくださっている皆様、代表とスタッフの方々、そしてこのブログを読んでくださっている皆様、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。