皆さん、こんにちは。
新型コロナウイルスの感染拡大から1年以上経ち、ミャンマーでのクーデターから2ヶ月近く経とうとしています。
皆さんは、新型コロナウイルスでどのような影響を受けたでしょうか。
日常生活から健康、労働、といった様々な側面で大きな影響を受けたのではないでしょうか。
そして、それは在日ミャンマー人も同じです。
さらに彼らの一部は、クーデターの影響も受けているのです。
日本には、長引くコロナウイルスとクーデターの影響を受けて、困難に遭っている在日ミャンマー人の方がいます。
今回は当会が支援している方がどのような状況におかれているかを少し、お話ししたいと思います。
とある方は、コロナウイルスの影響により、仕事がなくなってしまいました。というのは、アルバイトで働いていた飲食店のシフトがなくなり、その後も、他に働いていた施設がコロナウイルスの影響を受け、休業してしまったのです。現在は、ハローワークに行って新たな仕事を探すと同時に、公的機関に家賃補助等を申請して現状を対応しています。
また、日本での学費を支払うのが難しくなってしまった学生もいます。それはクーデターの影響で銀行の機能が止まってしまい、親からの送金が来なくなったからです。 その学生はアルバイトを増やしたり、お金を貸借することでなんとか対処しています。
他にも、ミャンマーに帰りたくても帰れない方もいます。元々は、今年3月末までにミャンマーに帰国する予定でした。しかし、コロナウイルスの状況で国際便の数も少なく、帰国のハードルが高い状態にありました。さらに、帰国する際に国籍認定に関して問題が生じます。そこへ、本国でクーデターが起きてしまい、国籍認定作業にも多大な影響が生じかねない状態になってしましました。現在は引き続き、国籍認定を待ちつつ、対応を検討しています。
当会はこうした方達に対して、就労支援や手続きの申請支援、食糧支援、一時宿泊所の提供などの支援を提供しております。
しかし、コロナウイルスやクーデターによる混乱がいつまで続くかは不確実性が高く、更なる支援が必要になってくる可能性もあります。
当会としても、より多くの在日ミャンマー人の方々を生活や健康、労働といった様々な側面から支援をしていきたいと考えております。
ですので、皆様の暖かいご支援、ご寄付をどうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人リンクトゥミャンマー