在日ミャンマー人が日常生活で感じる困難とは?

みなさんこんにちは!

事務局の坂田です。

 

先日、在日ミャンマー人のお宅にお邪魔したので、そこで感じたことをお話しします。

 

その方のお宅では、ミャンマー料理を振る舞っていただいたり、様々なお話をお聞きしたりしてきました。その中でも、日常生活の中で感じられている困ったことや困難が印象に残ったので、それをお伝えしていきたいと思います。

 

早速ですが、在日ミャンマー人の方が日本で生活する際に、どんな困難があると思いますか?

 

例えば情報収集とかでしょうか?あるいは行政上の手続きや申請とかでしょうか?

ちなみに私は、この2点で困っているのではないかと思い、質問をしてみました。すると、もちろん完璧ではなくとも、必ずしも困難というわけではないようでした。というのは、情報収集はNHKworldのビルマ語のものや、Facebookを用いて行なっているようです。また、行政上の手続きや申請は会社が行ってくれるそうです。それでは、どんなことを困難に感じているのでしょうか?下の三つにまとめてみました。

 

①病院や区役所に行く際に言語の問題を感じる。

病院や区役所に行った際に、英語が伝わる日本人が少なく、英語で症例などを伝えようとしても、うまく伝わらない事が往々にしてあったそうです。その際は、仕事場の先輩などに通訳をお願いしていたそうです。

 

②ゴミの分別方法がわかりにくい。

ミャンマーから日本に来たときに、ゴミの分別に慣れるのに時間がかかったそうです。さらには、地域によっても分別方法が違うため、混乱する要因になっているようです。(私も実は愛知出身で数年前に上京してきた者ですが、分別方法が異なる点に驚いたことを覚えています。)

 

③ミャンマー料理は匂いが強く、周りに配慮しないといけない

ミャンマー料理は魚の出汁を使うなど、日本の料理に比べて匂いが強いものもあるそうです。ただし、日本にも生姜焼きやカレーなど匂い料理はあります。しかし、ミャンマー料理の匂いは、日本ではあまり馴染みがなく、周囲の家庭に配慮をしているようです。

 

如何だったでしょうか。みなさんは思い至りましたか?①の言語に関するところは思い浮かびやすかったんじゃないかと思います。しかし、②の分別方法は盲点であり、③の料理の匂いは全く想像がつきませんでした。

 

私は当会の事務局員として、在日ミャンマー人の定住支援に関わる事があると同時に、多文化共生に資する様な事ができればと考えています。しかし、実際に在日外国人が日本で生活する際に、どんなことに困難を感じているのかを自分の頭だけで考えて全てを理解することできません。

 

だからこそ、本人の話を聞いたり、現場を見たりして、理解していく必要があるのだと思います。また日本人と外国人が共存する社会を作るためには、外国人が自分の意見や考えを発信する事ができ、それを周囲の人が受け止めて、一緒に解決策を考えていく場が必要なんんだろうと感じました。引き続き、在日外国人、在日ミャンマー人の視点に、より寄り添った活動をしていきたいと思います。

 

坂田