皆様こんにちは!
インターン生の岩橋です。
今回はビルマ語の文法について書いていこうと思います!
文法といっても幅広いので、下の2点についてお伝えしていきます。
①ビルマ語文法の基本
②可能の使い分け
①ビルマ語文法の基本
極論を言ってしまえばビルマ語は単語を並べるだけで文が完成します。
助詞を入れなくても文が成り立つ場合があるのです。
日本語も助詞がなくても通じなくはないですが…
そしてビルマ語は日本語と語順が同じ!
そのため日本人にとっては非常に学びやすい言語だと思います。
《例》
日本語:わたしはモヒンガー(ミャンマーでよく食べられている麺料理)が好きです。
ビルマ語:わたし モヒンガー 好き。
チャマー モヒンガー チャイッテー.
②可能の使い分け
日本語で可能を表したい場合、動詞の後ろに「~ことができる」くっつけて表現しますよね。
ビルマ語でも動詞の後ろに可能の表現をくっつけるのですが、可能の表現が主に2種類(1.能力可能2.状況可能)あるのです!
1.能力可能
能力可能は自分の能力的にできるかどうかを表現したい場合に使います。
《例》
(たくさん練習したので)泳ぐことができる。
イェークタッデー.
(辛いものが好きなので)食べることができる。
サータッデー.
2.状況可能
状況可能は状況的にできるかどうかを表現したい場合に使います。
《例》
(晴れていて海も荒れていないので)泳ぐことができる。
イェークナインデー.
(冷めているので)食べることができる。
サーナインデー.
なんとなく違いが分かったでしょうか…?
周囲の環境によってできるのか、自分自身の能力によってできるのかの違いです。
実は状況可能の中でも使い分けがされる場合があります。
意志の有無でも使い分けをするんです…!
《例》
a.(昨日から置いてあってずっと食べたかった)お菓子を食べることができる。
モウンサーヤーデー.
b.(置いてある)お菓子を食べることができる。
モウンサーナインデー.
aもbも状況可能の文なのですが、aの場合昨日からずっと食べたくてやっと食べることができるぞ!という実現の意味が含まれています。bの場合は食べたかったわけではないけれど状況的に食べられるという可能です。
日本語では特に使い分けをせず、ニュアンスで伝えていると思います。
細かくて戸惑いますが、ミャンマー人からしたら日本語は全て同じ表現だからわからない!となりそうですね。
今回ご紹介したのはほんの一部です。
少しでもミャンマー語に興味を持っていただけたら嬉しいです!
岩橋あかり