皆様こんにちは!
インターン生の岩橋です。
前回からだいぶ時間が経ってしまったのですが、ビルマ語ってどんな言語?と題しましてビルマ語に関するあれこれを書いていきたいと思います!
今回は文字編ということで、ビルマ文字をご紹介していきます。
ビルマ文字は字母という子音を表す文字の上下左右に母音・声調(アクセント)・末子音(音の最後に「ン」や小さい「ツ」がつく)を表す記号をつけてひとつの音節が形成されます。ローマ字のように複数の文字を組み合わせて1音節を作ります。
〇
〇字母〇 ←図示するとこのようになります。
〇 (〇に母音・声調・末子音を表す記号が入る)
ビルマ語をマスターするにはこの字母を覚えること、そして母音・声調・末子音を覚えることが重要になります。
ではその字母とはどのような文字なのでしょうか?
左の図がビルマ語の字母です。
ミャンマーでTシャツとして売られていることもあるので、見たことがある方もいらっしゃるかと思います!
ビルマ語の字母は33文字あります。
ビルマ語を勉強するには文字の習得は必ず通る道だと思います。
わたしは大学でビルマ語を勉強しているのですが、入学してすぐにひたすら覚えました…
日本語には特に区別がありませんが、ビルマ語には無気音・有気音の区別があります。
無気音は空気を出さずに発音し、空気を強く出して発音するものです。
表の左から2列目までの文字がそれぞれ無気音・有気音です。
例えば一番上の行の左2文字はどちらも「カ」と発音しますが、1番左の文字は無気音の「ka」、左から2番目の文字は有気音の「kha」という発音になります。
手を口元に持っていき発音した際に空気が当たれば有気音、当たらなければ無気音です!
上から4行目の左2文字と下から2行目の1番右の文字の「タ」の発音は無気音・有気音の区別を含め3種類の発音があります。
無気音・有気音ともうひとつは英語の"th"のような発音です。
わたしは個人的にこの3種類の発音の違いが苦手です…
ビルマ語の1000と1万は発音が似ていて、この「タ」の違いと声調の違いで区別するのですが、未だに分からない時があります…
しかし1000と1万は間違えるとお会計のときなどに大変なことになってしまうのでなんとか慣れないとなあと思っております。
33文字ありますが、中にはあまり使わない文字もあります。
表の上から3列目は仏教の経典で使用されているパーリ語をビルマ語で表す際によく使われるので、日常会話ではそれほど出てきません。
あまり使われない文字はこんな文字もあったなあ程度でしか覚えていないのが正直なところです…
もちろん覚えるに越したことはありません!
ビルマ文字を初めて見たときは「え、これが文字なの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、やっていくうちに段々愛着が湧いてくるはずです!
文字編ということで今回は文字について書きましたが、次回以降もまた別の視点で見ていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
岩橋あかり